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陶器の種類 |
土器 |
土器は人類が始めて作った焼き物です。 原料は一般的に壌土質またはせっ器粘土質のものが使用され、いずれも無釉薬です。 土器は質が弱く多孔質なため液体の容器には不向きです。(瓦・レンガ・こんろ・植木鉢等) |
陶器 |
陶器は、土器の吸水性が有り割れやすい欠点を、 施釉(釉薬をかけること)されたものをいいます。 外観から精陶器と素陶器に分類されます。 精陶器は白い粘土に長石や陶石石灰岩などを調合したもので、 緻密で固い素地です(食器)。 素陶器は、鉄などの不純物を含む有色粘土を主原料にしたものです。(民芸品・陶芸品等) ・洋食器:オランダのデルフト焼きやイタリアのマジョリカ焼き ・和食器:志野、織部、三島等かなり多方面で焼かれている。 |
磁器 |
磁器は、石ものと呼ばれ、原料は、石の粉(カオリンに長石や英石を加えたもの)を 混ぜます。吸水性が無く光にかざすと白く見えます。ガラス質なので硬く、 薄く作ることが出来、絵柄が書きやすいのが特徴です。(有田焼・九谷焼等)
・洋食器:ドイツのマイセンやフランスのリモージュ、中国の景徳鎮 ・和食器:有田暁、九谷焼、伊万里焼、瀬戸焼、清水焼き等 |
石器 |
石器は磁器に近く、鉄分を多く含んでおり、水や熱に強いのが特徴です。 陶器と磁器の中間的な性質を持った焼き物です。セッキと磁器の違いは、 磁器は薄手で透光性があり色白なのに比べ、セッキは透光性が無く有色です。 (欧米で人気なカジュアルウェア・備前焼)
・洋食器:ウェッジウッドのボーンチャイナ(牛の骨の灰を使った焼き物) ・和食器:備前焼、信楽焼き等
その他では白磁器(磁器の原料を精製したもの)・強化磁器(給食食器や業務用食器)・ 耐熱食器(土鍋やジェットエンジンの部品まで幅広い分野に使われます) |
焼き方(炎の種類) |
酸化炎 |
充分に酸素が供給されている焼成で、陶器、磁器の高麗な焼き物 (綺麗な色が出ている焼き物)はこのやきものになります。 粘土の鉄分が酸化され黄褐色の発色となり、 焼成時間も長く、全体的に焼き物としては弱い。 |
還元炎 |
酸素が充分に供給されずに焼成ます。 窯内の温度が一定の温度に達したら窯口を閉じて焼成します。 追い炊きにより素地・釉薬に含まれる酸化物を還元します。 鉄分を含むと青灰色になります。全体に焼き物が丈夫です。 |
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磁器と呼ばれるもの(白磁・強化磁器等)すべて還元で焼いています。 それ以外は酸化で焼いています。 |
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一般的にニューボンと呼ばれるものは、白磁の酸化焼きの事です。 |
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